WEWとかちの「フリースクール&フリースペースくるみの森」も入会しているNPO法人北海道フリースクール等ネットワークが作成した【不登校とフリースクールそのQ&A2018年版】が完成しました。WEWとかちくるみの森にも後日何冊か置いておきます
のでお読みになりたい方はお貸ししますのでお知らせください。またWEWとかちにいらした時にたくさんの方に目を通していただいて、不登校への理解を深めていただけるとうれしく思います。
ここに、冊子の冒頭にある「はじめに」を転載します。そこには、今不登校であっても大丈夫、なんとでもなります❗️と力強いメッセージが書かれてます😊
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不登校とは、子どもが学校へ行かないことです。
もう少し詳しくいえば、病気や経済的な理由以外で年間30日以上学校
へ行かないと、文科省の統計で「不登校」にカウントされます。それだけ?
と思うでしょうが、本当にそれだけです。たったそれだけのことで、子ども
を責めたり、家族がもめたり、親戚と疎遠になったり、住みなれた町を引っ
越したり、あげく命を失ったりしています。
2016年9月、文科省は不登校を「『問題行動』と判断してはならない」と
する通知を出しました。「不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭」
するよう説き、「学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解
と受容の姿勢を持つこと」で「児童生徒の社会的 自立につながることが期
待される」と記しました。
状況は改善されたのでしょうか。通知にはこのようにも書かれています。
「学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在するこ
とに留意すること」。
不登校の児童生徒数は1997年以降20年にわたり年間10万人を超えて
います。そのわりに不登校についてはおどろくほど知られていません。子ど
もになんて声をかけたらいいのだろう。どこに相談へ行けばいいのか。学
校への対応は。不登校になったその後は。情報の少なさが「リスク」への不
安を呼びます。
北海道フリースクール等ネットワークでは、2012年に、不登校の子を持
つ親の会やフリースクールの持つ経験と知識をまとめた「Q&A」を作成し
ました 。この冊子はその改訂版です。
不登校とは、子どもが病気や経済的理由以外で年間30日以上学校へ行
かないことです。それだけのことです。まして学校へ通う期間は人生のほ
んの一部です。
たったそれだけのことで、子どもに不利益を負わせるのは間違っていま
す。保護者が、子どもが、いつまでも不安なままなのは間違っています。大
丈夫。なんとでもなります。そんな思いをこの「Q&A」に込めました。
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